階段を一段飛ばしで駆け降りる兎を追って

  • 2019.05.19 Sunday
  • 23:48

日によって気持ちのブレがあることは仕方がない。今日はなんだか切ない。言葉が途切れたとき、その隙間が怖い。会えない向こう側でどんなふうに思って、どんなふうに過ごしているのか想像しては、ちっとも訪れない答え合わせをずっと待っている。待っているのかな。本当に待っているのかな。怯えているだけかもしれない。だから、脳内で想定問答を繰り返す。もし、私と同じように思っていてくれたら。もし、もう私のことなんて忘れてしまっていたら。

 

情けないなと思うけれど、考えない日はない。でも、もしかしたら情けなくないかも。だって何年も毎日欠かさず、少しはあなたのことを考えてきた。血の繋がらない人間の中で、誰よりも長い間、あなたを一番大事な人として考えてきたのだから、そりゃそんなにすぐには気持ちは変わらないような気もする。自分を肯定する。あなたを大事に思っていた自分を肯定する。あなたを大事に思っている自分を肯定する。あなたに幸せになってほしいと思っているし、そこに私がいていいなら、今はまだ、そこにいたいなと思う。それが今後変わっていくのか変わらないのかは、今の私にはまだ分からない。

 

私のことを、どんなふうに思っていますか。もう嫌になりましたか、私がいない生活には慣れましたか、どこかで寂しさは感じていませんか。強がりや建前なしで、剥き出しの言葉を聞きたい。皮膚の奥にある肉に爪を立てるように、思い切り内側を抉ってほしい。それがどんな言葉であっても、どれほど傷ついたとしても、それを本物の感情として受け止めたいから。私も同じように出来たらいいなと思う。私も、強がりも何もかも捨てて、裸の感情を、しっかりと爪を立てて、投げつけたい。出来ることならば。そう出来るならいいのにな。

 

賢くて愚かな私たちは、格好悪いことを大層嫌うから、困ったね。もっともっと、情けなくなりたい。情けない姿を晒して、強くなりたい。甘えることを知りたい、そしてそれと背中合わせに、甘えを受け止めることを知りたい。優しくない私をもっと。優しくないあなたをもっと。

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  • 2020.06.04 Thursday
  • 23:48
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