自分のために明確にしておきたい。
怒っているのではない。
いや、怒ってはいるけれど、でも怒っているのは放置されただとか、そういうことに対してではない。
自己管理の甘さと人様に迷惑かけてそうな状況を怒っているのであって、私自身に関与する部分に対しての怒りはない。
あるのは少しの寂しさと、呆れのような感情。
色々と思ったけれど、それは少なくとも今の段階では私自身の猜疑心が産んだ幻なので、責めてはいけない。
それに関しては、責めるべきは自分だ。
疲れたなあ。
泣きながら謝るきみの震える声が電話越しに響く。
私に捨てられては全てが駄目になると言ったきみを、私が殺してあげると返事した。