この間、一気にまどマギを見た。あれだよ、もちろんオタク趣味的な意味もあるんだけど、それ以外にもちゃんと分析だとか色々してるからお勉強を兼ねてはいるんだよ。魔法少女物、まあ要するに戦う可愛い女の子系の話でありながら、視聴者としてターゲットにしているのが小さい少女というより、アニメが好きな大人たちだという意味では、よくあるセーラームーンやらプリキュアやらとの比較が面白くなるよね。意外と違うもんだ、ちゃんと見ると。変身シーンだけでぐだぐだ色々語れるのが楽しかった。それを共有で見れる場で書きこんでぐだぐだやってたら恋人には気持ち悪がられたけどな。でも気持ち悪いっていいと思うよ、と言われたので、いいです。何かを本気でぐちゃぐちゃやるのは楽しい。
関係あるような、無いような話だけど、私はどうしても強く警戒してしまう。あの子は別に女の子に受けるタイプの子ではなくて、そういう意味ではきっと心配はいらないのだろう。でも、だからこそ誰かが寄ってきたときに不安になってしまう。自分が今まで少しふらつくところのある奴だったから余計にそうなのかもしれない。別に今まで自覚が無かったわけでもないけれど、私はストーカー気質で、物凄く嫉妬深い。嫉妬で身を滅ぼしてきた部分もある。もっと幼かったころは自分で踏ん張れなくなって、崩れてしまっていた。勿論、その背景には色んな事情もあるけれど。今、その事情はとりあえずのところ取っ払われて、更にはこの感情を吐き出す術を手に入れてしまったから、だから余計に危ない。
きっと私が中学生の頃だったら、美樹さやかの気持ちはすごくわかっただろうし、もし私が彼女だったら同じ末路をたどっただろうな、と思いながら見た。悲しい話だったなあ。無論私は三次元の生き物だし、性別は女だけれどそろそろ少女を名乗るのはしんどいし、もう魔法少女に憧れていられるような生き方はしていない。どっちかというと、魔女に成長してしまってはいないかな、と思ったりもするけど、不可塑だからなあ。
そんなことをしても何もいいことはないよ、と分かってはいるのだけど、ついつい色々と辿ってしまう。きっと無頓着なんだろうなと思うものも出てきてしまって、凄く心が痛い。警戒してしまう。あの子にきっと悪気はなくて、ただただ、きみによく懐いているだけなんだろうなとは思う。でもきみは無頓着すぎるよ。あの子も、凄く。そう思って、ぐるぐるしてしまう。きっとあの子にはこういう存在がずっとしばらくいなくて、だから勝手がわからないのだろう。この発想はとても意地悪なものだけど、でも強ち外れてもいないのではないかなと思うよ。遠慮のラインというか、そういうもの。彼らと彼女らの空間に、私は入り込めない。逆に、彼ら彼女らが入り込めない空間も私にはある。もっとこっちの空間を大事にしないといけないはずなんだけどな。そうしたら、自分の内側に自分を確保したら、きっと楽なんだけど。
そう思って、ちょっと夜遊びしてこようかな、という気分。でもなあ、日程がなかなか。もしこの日があいたら、私は騒ぎ狂いに行く。友達も増やす。夏なんだもの。裏切るつもりはほんの一粒たりともないよ。そういう話じゃないの。でもただ、私側の世界を確保しないと、きみをブラックホールにして私は駄目になってしまう。それが嫌なだけ。ただそれだけ。皆と仲良くするために、私は心を綺麗にしておかないと、おかしくなってしまいそうだ。それだけのこと。