ここはほとんど私の心の内のような場所だけれど、それでも書けないことは多かれ少なかれあって、最近は一番奥底と呼ぶべき場所に私は潜んでいる。正直、(これは私が時折思う諦めに近い希望なのだけど)、どうせ私もここを見てくれているかも知れない数少ない人たちも、いつかは死んでしまうということを私は知っている。だからきっと、私が少々自分自身の事を明らかにしていたって地球は滅びないし人々の生活にも影響しないだろうと思うのよね。中には遠く時代を越えて運ばれていく秘密もあるけれど、私みたいなぺーぺーの個人的秘密なんて誰が時を越えて語り継ぐ?誰がそんなことを知りたい?私をスキャンダラスな人間にして誰が得をする?
そう思ってさ、ちょびっとだけ大胆で非常に大雑把な飛び出し方をしている。これはある意味私らしくないと思うほどに大雑把。いや、まあ私は大雑把な人間だけれど、「この件」に関しては比較的慎重に生きてきたつもりでいる。だけど、来年(本当は今年が良かったんだけど)からは雲隠ればかりもしていられないので、じゃあまあいいやという感じで。そんな適当に扱っていいことなのか、だとか、その関係で巻き込んでしまう人はいないのだろうか、だとか、迷いもあったけど。でもどうせ私いつか死ぬんだよ。言っちゃ悪いけど、みんなもいつか死ぬんだよ。だから、細かいことはいいやって。嘘ばっかり吐くのも疲れたんだよ。
嘘ばっかり吐くのも疲れたんだ。だから、嘘ばっかり吐かせる世の中を研究したいんだ。色々迷っちゃって、迷子になっちゃって、彷徨ったけれど。でも要するに根幹的な部分ってそれだよねと思う。嘘吐きを生産する(生産させる?)世の中を研究したい。まだまだ弱小な分野だし、それ故に研究できる機関もそう多くはない。押さえねばならない先行研究はあるけれど、でも私を分かりやすい言葉へと導いてくれる先行研究もまた、そう多くはない。それでもやるしかない。頑張るしかない。迷ってばかりではいられない。
あなたみたいな子がそういうことをやるのを僕は応援するよ、いいと思う。と、とある大柄なアメリカ人教師は言った。誰かがやらなくちゃいけないと思うし、あなたみたいな若い日本人女性がそういう方向へと進んでいくのはとても立派なことだ、と。
考えなくちゃいけないなあ、色んなことを。図書館に行きたい。今日行きたかったけど頭痛くて倒れてた。本を読んで、何かを考えて、書く。それを私は癖にしなければならない。