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    あなたのどんな言動もあの日の夕陽を越えることはない

    • 2013.07.23 Tuesday
    • 02:37
    この間、小さな地震があった。たぶん震度2くらいの。うちはマンションの10階だから若干揺れが増幅されるとは言え、本当に小さな地震。でも、私はどうも揺れる感覚が苦手で、それ以降常に少し揺れているような感覚に襲われて気持ち悪い。頭がふらふらしているだけだったり、ちょっとの音に反応しすぎているだけだったりはするのだけど、気持ち悪くなるし怖くもなる。最低限の理科の知識として、小さい揺れが来てから大きな揺れが来ると知っているから、少しでも揺れた感じがすると身構えてしまう。この感覚は、たぶん治まるまでまたしばらくの時間を要するのだろう。

    あとほんの少しの時間で、二周目が終わる。それはもちろん、このほんの少しの時間が無事に過ぎるという前提において、だけども。長かった。苦しいと思うことも少なくなかった。駆け抜けたとは到底言えない、何度も立ち止まった。立ち竦んだ、しゃがみ込んでしまったことだってある。目を瞑って、耳を塞いで、真っ直ぐに走り抜けることは上手じゃない。何が起きているか、必要以上というほどに、観察してしまうのが私の、良くも悪くも、癖だから。きっとそうしてしまった方が楽だっただろう場面もいくつもあったけれど。

    気に入った曲があった。その時に、酷い打撃を受けてしまった。酷い酷い打撃だった。今、久しぶりにその曲を聴いている。曲名が皮肉だなあと彼女は思わず苦笑いをする。あの時から少しだけ経ったときに、もう一度曲を聴いたとき、彼女は内臓がひっくり返るような、惨たらしい痛みを感じていた。今は、抑えようとしなくても、そこまで酷い状態にはならない。少しだけ、然るべき人を思うと痛む部分はあるけれど、もう過ぎた事として自律神経系だかどこだかが受け止めているのだ。それは彼女の感情の部分とは切り離された身体的な反応なのだろうか。それとも彼女の感情に基づいた反応なのだろうか。分からない。それでも彼女は学ぶ。万事は過ぎゆく。痛みも、喜びも、涙も、怒りも。それは虚しくもあり、救いでもある。

    もしかしたら今晩は少し機嫌がいいのかもしれない。理由は、推測の範囲では、分かっている。単純なことなんだ。そして恐ろしいことに、これだけ単純なことが、日常の中ではなかなか得られないし、なかなか与えることすら出来ない。

    破壊されていった時間や空間があった。それをひどく嘆いたけれど、同時に恐ろしく思うのは、それでもいつぞやの頃ほど酷い状況に陥っていないと感じること。あの頃は、私は分かりやすく日常を送れていたはずなのに、同時にとてつもなく破壊的な衝動に襲われがちだった。今はもっと日常自体は崩壊しているにも関わらず、あの頃の恐ろしい衝動にはしばらく出会っていない。何かを犠牲になんとか立ち向かえている状況なんだろうか?それとも大人になって少しずつ感受性を失っていっている?分からないけれど、なんだか不思議な感覚であるし、この状況より酷いものを耐え抜いた自分がいるとは到底思えないせいで、今この文章を打っている自分という存在を懐疑的な目で眺めてしまう。虚構の私。

    毎晩泣く。理由はその時々で違うけれど、わざわざ泣いているような気がする。普通の状態で眠りに就けばきっと泣かないで済むけれど、わざわざ悲しい気持ちをつくっているような気がする。それは自戒や自壊だったり、自傷でもある。だけど同時に救いだとか癒しなのかもしれないとも思う。自分を傷付けて泣くことが、昔から好きだ。自分を傷付けることが、どうしても嫌いになれない。それは私にとって癒しだから。毎晩泣く。今晩も泣くかどうかは分からない、この文章を書いてしまえているから。わざわざ懐かしい悲しみに身を浸す。泣く。あの頃を生き延びた自分というものを不思議そうな目で眺めながら。

    形あるものは壊れる、形無きものは治らない

    • 2013.07.13 Saturday
    • 22:16
    相変わらず何だか気持ちが荒んでいる
    わかってるのよ、恨むことに何も意味はない
    愛だって希望だって、いつかは地に還ってしまう
    悲しみも怒りも嘆きも、何もかも

    辛い過去を切り捨てて生きていこうなんて、
    嬉しかった記憶さえ切り捨てることを意味する
    嬉しかった記憶を胸に抱いて生きていこうなんて、
    辛い過去さえを抱きしめていくことを意味する

    どっちも、簡単なことではない

    ちっぽけな人間だなあと思うよ
    自分のことも、周りのことも

    ネットで見つけたとある漫画じゃないけれど、
    辛いことを打ち消すだけの楽しい記憶を持たなければ、
    負の感情に飲み込まれてしまうのだ
    過去を切り捨ててしまうと、現在が生きにくくて仕方が無い

    でも
    過去をそう簡単に受け入れるなんて、私には至難の業なのです

    私は甘い人間なのです
    自覚はあります
    自分にも他人にもとてもとても甘い
    この甘さは何もかもを蝕んでしまうのです
    分かってはいるのです
    でもやめることは出来ない

    誰かが愛してくれたらいいのにな
    短い間でもいい仮初でもいい
    誰かが愛してくれたらいいのにな
    本気じゃなくてもいい戯言でもいいから
    愛してほしい、誰かに
    私がいてよかったのだと誰かに教えてほしい
    その刹那だけでもいいから安心させてほしい幸せになりたい
    幸せになりたい
    なりたかった
    それは甘い甘い私には許されなかったものだけども
    せめて、刹那でも形だけでもいい、幸せになりたい

    本当は思い返しては嘆いている、口にはしないけれど

    • 2013.07.02 Tuesday
    • 15:49
    一番近くにいる相手には、常に片足だけ入れ込むくらいがいいのかもしれない。何かあればいつだってもう片足から逃げ出せるように。入れ込みすぎないように。自分の世界を忘れてしまわないように。全部入れて、吸収されてしまわないように。

    思えばもう長い時間の経過があるわけだけれど、本当に、曖昧な気持ちで過ごしてきた部分も大きい。きっとこの曖昧な気持ちとともに進んでいくのだろう。私の涙は、私のためのものだったんじゃないか。誰かのために泣くなんてこと、もうずっと長い間していない。もしかしたらしたこともないかもしれない。私はいつだって自分が大事だったし、自分の所有物は手放したくなかったし、好きなものは所有したくなった。私は我儘で、そんな自分が大嫌いだけれど、同時に、嫌いになりきれもしないというパラドクスに苦しむ。苦しみ続ける。

    嫌な気持ちを人にぶつけると更に嫌な気持ちになってしまうだろう。かといって、飲み込むわけにはいかない。水銀のように体内に蓄積されて、いつか私を滅ぼしてしまうだろう。忘れようと蓋をしていては、いつまでもそこにある悲しみも怒りも消えないのだろうな、ということを、私はいよいよ学習しつつある。蓋を開いたまま、負の感情に光を当て続ける。気が済むまで。そうすればきっと、異臭を放ちながら私を不快にさせながら、この感情は腐っていく。そしていつか分解されて、地に帰って、肥料となるだろう。その時まで私はずっと耐えなければならない。ずっと、じっと。そうやって、生きていくしかない。

    言葉を書くことは、私の脳みそが働くこと自体と、ほぼイコールで結ばれる。とりとめのない思考の時はわざわざ文字にしたりしないけれど、「考える」必要があるときは、言葉を実際に書くことで処理するのが一番楽だ。視覚的に処理しなければ迷子になってしまう私の脳みそ。そして実際に音声にする言葉よりも、たとえ口語体であったとしても、文字の方がよっぽど冷静な表現を使えるから、本当に考えなければいけないときはそっちの方がよい。よっぽど良い結果をもたらす。書く頻度は一時期よりは下がったけれど、今でもこれは私のひとつの方法論。

    恨みもある。でもそれは責任転嫁をしたいだけだ。本当に恨む理由が、どこにある?誰かを責めたいだけだ。punishしたいだけだ。でもそのpunishmentに何の意味がある?意味は必要なのか?腐敗ガスをどこに抜けばいいのかわからない私は、会いもしない相手をpunishmentの対象とすることで、どうにかやりすごしているけれど、本当はその意義を見失っているし、つまり私のこの責任転嫁は私の中で露呈して、私自身を責めるための材料となっていく。残念かもしれないけれど、この世界に意味の無い負の感情は多く転がっている。正しいことにも間違ったことにも、意味を求めてばかりいては仕方が無いのかもしれない。それは、少なくとも私にとっては、少しばかり残念なことではあるけれども。

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